香港について

香港

香港は 中国の特別行政区であるが、英国からの返還時に、2047年まで資本主義を継続することになっている。継続とは、英国領だったときと同じ体制、と考えるが、行政では、英国領時代の英国政府任命の「総督」の不在、司法では上告審を扱う枢密院が利用できなくなったことから、新しい制度が作られた。

そのひとつが行政長官で 2012年の選挙の際、400名の選挙委員会(メンバーは中国共産党政府による指名、その後増やした)により初代行政長官は、董建華が選出された(その後董建華が 政協委員に就任するために 辞職したため、曽蔭権が後任となり、初代行政長官の任期を勤めた)。2回目の選挙は、親中派同士の唐英年と梁振英の競争となったが、唐英年が自宅を違法に増築していたことが発覚し、梁振英が候補(選挙委員100名以上の推薦が必要)となり、有権者1,189人中、689票60.9%を獲得して当選した。唐英年 は285票25.2% 民主党の何俊仁 は76票 6.7% だった。

当日行なわれた、一般人による擬似直接選挙(投票箱による調査投票)では、下記の通りで、親中派の票獲得数は、必ずしも高いとはいえない。(*1)
梁振英 39,624票 17.8%
唐英年 36,243 票 16.3%
何俊仁 25,462票 11.4%
棄権 121,661 票 54.6%

香港の一般人には、中国に統治されるとさまざまな不利益をこうむるため、実現される可能性はないものの、以前の英国統治に戻して欲しい、自由で民主的な行政への要望が多いが、中国は 香港が そのような方向に動いていくことを食い止める為、駐屯する人民解放軍の活発な軍事演習(どこも助けに来ないことを思い知らせるためか)、尖閣諸島への香港活動家上陸を容認、愛国教育など、中華人民共和国に同化させる教育、宣伝活動を行なっている。もちろん、香港は中国の全国人民代表大会の管理下にあるが、実際の行政は 共産党として胡春華が広東省への締め付けと同時に、香港の親中政策の指示・監督を行なっている。

しかしながら、香港には、不正を行なっている共産党員の大量のアングラマネーが流入していた。これについては、次回に記載する。

*1 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%81%E6%8C%AF%E8%8B%B1

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